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エアフォース・ワン (大統領専用機) に乗るってどんな感じ?

 

一回乗っただけですけど、最高です。

私以外の元ホワイトハウス職員も、ここの質問に答えてくれると良いのにと思います。他にもたくさんの職員がエアフォース・ワンに搭乗したことがあり、私よりも良い情報を持っていることを知っているので。

エアフォース・ワンに一度乗ったら他の商用の旅客機には乗りたいと思わないでしょう。スタッフ達も最高です。

エアフォース・ワンの体験は機体に搭乗する前から始まります。乗客はホワイトハウスからアンドルーズ空軍基地に移送され、エアフォース・ワンの目の前で降ろされた後に、機内に乗り込みます (大統領とその側近だけ大統領専用ヘリでアンドルーズ空軍基地に移動します)。

広い座席、机、テーブル、とても快適です。会議室にはフラットスクリーンテレビとテレビ会議システムも備わっていますし、インターネットが使えるコンピュータールームもあります。

エアフォース・ワンに関する凄いことの一つは、機材に関することではありません、そのスタッフ達です。彼らは仕事をとても楽しんでいるし、仕事にプライドを持っています。

私のフライトは非常に短かくて、オバマ大統領のスピーチの為にDCからケネディ宇宙センターまで行きました。

フライト中、大統領がこれから使うスピーチ原稿の作成や編集などをやっていました。オバマ大統領はキャビンから出ずっぱりで、スピーチ原稿に更に手を加えていました。 何回かの校正作業の後、上司が「何か飲むか。」と私に尋ねたので、私は冗談で「そうですね、何か強いやつを、シングルモルトとかですかね。」と言いました。(だいたい朝の9時か10時くらいでした) エアフォース・ワンのスタッフが「何のブランドで何年モノでしょうか?」と注文を訊きに来てしまったので、私は冗談でしたと言わないといけませんでした。

さらに、隣の席には、あのバズ・オルドリン博士が座っていましたが、そわそわし始めて、周りを見わたすと私にこう言いました。 「ちょっとそのへんを探検してみるかい」

そうして、私はちょっと仕事を中断して、オルドリン博士と私は、エアフォース・ワン探検を開始しました。 アッパーデッキとコックピットに続く階段を昇り、スタッフにアッパーデッキとコックピットを見て良いか尋ねました。 オルドリン博士は満面の笑みでこちらを見てーふたりとも少年のような笑顔でした。 「エアフォース・ワンのコックピット見たい?」「本気?」

そして、二人はフライトデッキに行きました。 エアフォース・ワンのオフィサー達はこの月面を歩いた宇宙飛行士(オルドリン博士)に深い尊敬の念抱き、 オルドリン博士は、エアフォース・ワンのコックピットで遊んでいるのですから、少年のように幸せそうでした。 博士はコックピットの中に行き、私は外側に立ってました。 自分は今、エアフォース・ワンのコックピットで遊んでいる。パイロット達と、飛行中に、あの有名な宇宙飛行士と一緒に。 数十年前の自分ならこう言ったでしょう。「冗談でしょ。。」

それはそれは短いフライトでした。 でも、せっかくですから、もうちょっと面白ネタを。

一つ目、飛行機が下降を始めた時、私たちは席に戻りシートベルトをしました。しかし、多くの常連はまだ歩きまわっていることに気づきました。そのひとりに尋ねると、「いつ座れば良いと言うんですか?」と私の初心者発言に笑っていました。 「でも座らなくて良いからパイロットの腕前を良くてなさい」 なるほど、パイロットは羽毛のように飛行機を着陸させ、優しく機体を停止させたのです。

二つ目、飛行機はスペースシャトル用の滑走路に降り立ちました。びっくりしました。 もちろん、私たちは、ケネディー航空宇宙センターでのイベントをする為に来てたので、一番近い滑走路がスペースシャトル用だったのですが、エアフォース・ワンでスペースシャトル用滑走路に着陸するなんて興奮します。だから、着陸中は座ってませんでした。

最後に、エアフォース・ワンで食事をすると請求書が発行されます。(これは唯一ユナイテッド航空のとの共通点かもしれません) つまり、政府に食事の代金を返済しないといけません。これは完全にフェアで良いことですが、エアフォース・ワンに乗った時は思いもよらないことだと思います。だいたい一週間後くらいに請求書が送られてきます。 この請求書が良い土産になりました。

映画「フェリスはある朝突然に」の Ferris Bueller に言わせるところの「とても良い経験なので、もしエアフォース・ワンに乗れる状況にいるなら、乗るに越したことはない」という感じでしょうか。

あともう一つ言い忘れてました。エアフォース・ワンから電話を掛けるときは、一旦、フライトデッキ内のスタッフに繋がり、彼らが相手に電話を掛けてくれます。カッコイイのは、ちょっと曖昧ですが、「こちらエアフォース・ワンです。◯◯さん(あなたの名前)からお電話ですのでお繋ぎするまでお待ちいただけますか?」というところです。エアフォース・ワンから電話が掛かってきただけで感動モノでしょうね。