Google はなぜ Google Reader をやめるんですか?

Google はなぜ Google Reader をやめるんですか?

これは収益対運営コストとは何の関係もないことを明確にしておきましょう。Readerは一度も直接的な収益を上げたことはないし(Feedburnerとフィード向けAdSenseの利用の一部を関連づけることはできても)、それがプロダクトの目標ではありませんでした。

Readerは、私が担当PMになるずっと前から、Googleの社内で承認と生存を争っていました。スタッフが削減される前に、少なくとも3回はその危機にさられたはずです。多くの場合それはソーシャルに関連した理由からでした:

2008年 – OpenSocialを作るためにチームから人を引き抜こう
2009年 – Buzzを作るためにチームから人を引き抜こう
2010年 – Google+を作るためにチームから人を引き抜こう
2010年のときは、ほとんどのエンジニアはG+チームに行きたがらなかったものの、結局は打ち切ることが決定されたのです。皮肉なことに、GoogleがReaderチームの人材を他のソーシャルプロダクトに充てたかった理由は、Readerチームが実際にソーシャルを理解していたからだと思います(なおかつ年月をかけて行った多くの実験は、他のより大きいソーシャル機能に生かされています)[1]。Readerのソーシャル機能も、トップダウンで設計されるGoogleの他のプロジェクトとは違って、ユーザーに応える形でオーガニックに進化しました。[2]

メンテナンスに追い込まれた後もしばらく生存できたのは、G+のコンテンツに活用できるソースとなりうると信じられていたからだと予想しています。Readerのユーザーはいつも熱心なコンテンツ消費者でしたし、多くの人はたくさんのコンテンツを絞り込んで共有していました。

でも、UI刷新と同時に共有機能をG+に切り替えたときは(”シェアポカリプス”として知られています)、私は利用が落ち始めると予想しました。特に共有周りで。私はデザイン変更が行われたあと、まったく共有をしなくなりました。[3]Googleは最終的にUIの問題をいくつも解決しましたが、G+にコンテンツが行くという共有の仕組みは二度と元に戻りませんでした。

G+における有益度が落ち、メンテナンス中であるせいで利用者が減るか横ばいになる(かもしれない)状況で、Googleのここ数年のリソースを「集中」させる動きをふまえると、プロダクトを殺す以外の選択肢はありえたでしょうか?

個人的には、Readerのようなサービスはまだたくさんの価値を生み出すと思います。さまざまなソースからあふれるほどの情報を与えられる世界では特に。でも、ReaderはGoogleの中ではっきりとRSSリーダーとして固定概念化され、それ以上の存在に成長するチャンスがなかったのです。とはいえ、それは大したことではありません。

[1] Readerの友人機能の実装の v1, v2, v3, コメント、プライバシーコントロール、共有機能を見てください。あ、というかもう見られないんですね。もうすべて剥ぎ取られていますから。

[2] Rob FishmanによるBuzzfeedの記事によくまとめています: Googleの失われたソーシャルネットワーク

[3] Readerのデザイン刷新: ひどい決断か、それとも最低の決断か?当時私は今よりもだいぶ怒っていました。今はただ悲しいです。

編集: 私は2011年にGoogleを退社しているので、これはすべて私の予想にすぎません。これが本当の理由かどうかもまったく分からないし、実際の話はもっと複雑なはずです。私の言葉を福音としてとらえないでください — TNW、あなたに言っているんですよ。(元Google Readerプロダクトマネージャーが我々の疑惑を肯定した: 終焉の根源はGoogle+だと)

Author: knohsupport